ワクチンを接種してもらう男の子

インフルエンザにはA型、B型、C型の3種類があり、どれもインフルエンザですが少し症状が違います。どのインフルエンザの種類が広まっているのかが厚生労働省の発表で分かるので、それによってワクチンが大量に製造されます。

幼児の発症率が高いインフルエンザ脳症

インフルエンザは、感染後2日前後の潜伏期間を経て発症後急激なスピードで増殖する為、突然の38度を超える発熱や関節痛、筋肉痛などの全身症状が発症し、特に1歳~5歳の幼児は痙攣や意識障害、異常行動などの神経症状が発現するインフルエンザ脳症を発症するケースがあります。インフルエンザ脳症は、体内に侵入したウイルスを排除する為に複数のサイトカインが放出され、サイトカインが相互に連携するサイトカインカスケードによりウイルスを排除しますが、インフルエンザはサイトカインネットワークを狂わしてしまう為に、サイトカインが過剰分泌される事によりサイトカインストームが引き起こされ、高サイトカイン血症と呼ばれる病態になり発症すると推測されています。症状としては、80%を超える高い確率で発熱後、数時間~1日以内に感覚や感情をコントロールする側頭葉が障害を受け、幻覚や幻聴、異常行動などの神経症状が発現します。更に60~80%の高い確率で数十秒程度の熱性痙攣から10分を超える硬直性痙攣を引き起こし、血管炎から多臓器不全など命に関わる重篤な症状に進み、最終的には30%と高い確率でしに至り、後遺症も25%と高い確率で発症する危険な疾患です。又、インフルエンザ脳症は、ジクロフェナクナトリウム系やメフェナム酸系、サリチル酸系、アスピリン系の成分を含む解熱剤の使用が発症を誘引するとされ、アセトアミノフェン系やイブプロフェン系の解熱剤の使用が推奨されています。
インフルエンザ脳症は、非常に進行が早い疾患なので発症後はタミフルなどの抗インフルエンザ薬の効果は期待出来出来ないが、インフルエンザの発症早期に服用する事で脳症の発症を予防する効果は高いとされています。